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お客様の声

葛西様自己紹介

葛西様_image_00

はじめまして、葛西民子と申します。
今年喜寿になりました。出身は樺太です。
私が10歳のとき、日本が敗戦し、津軽に住むことになりました。それまでの裕福な暮らしが一変し、食べていくのが精一杯の毎日でした。
厳しく貧しい時代でしたから、とにかく手に職を付けようと思い、大学に入学し、卒業後は、5年間教員を勤めました。
その後、ご縁があって、東京で、美容の専門学校の立ち上げとその運営に携わりました。
当時は、”職業婦人”という言葉があった時代です。男性と伍していくために、現役時代は、自分のことを”仕事の鬼”と称して、バリバリ働きました。
55歳で引退し、現在は、健康に気を配りながら、毎日を楽しく過ごしています。

episode 01

仕事のストレスで十二指腸潰瘍に

近藤先生との出会いについて教えてください。

葛西様
初めての治療で「あっ、この方は、違うな」と思いました。
23年前、美容学校で教員をしていた頃、十二指腸潰瘍になったんです。仕事のストレスで胃に負担がかかっていたのです。背中のハリがひどかったのを覚えています。
体調が悪そうな私の様子を見て、知人が、神楽坂にある治療院を紹介してくれました。
そこは医院と併設された治療院で、お医者さんの診療にもとづいて、治療スタッフの方々が骨盤調整をする治療院でした。
そのスタッフうちのひとりが、近藤先生だったのです。
近藤先生の治療を受けたところ、すぐに「あっ、この方は、違うな」と思いました。
実は、それまでに、他のところでもマッサージなどは受けたことがありましたので、すぐに違いが分かったのです。

近藤先生が他の方と違っていたのは、どのような点でしたか?

葛西様
マッサージを受けていて、まったく緊張しませんでした。
私が、身構える前に、もう終わっていたんですよ。 それでいて、患部に刺激がしっかりと届いてくるのです。

緊張するかしないかは、治療をする人との相性の問題もあると思うのですが、どのようにお考えですか?

葛西様
この世界は、患者さん一人一人に合わせた施術が必要な、マニュアルが通用しない、職人の世界だと思っています。
近藤先生は、当時から、職人と呼ぶに相応しいテクニックをお持ちだったのだと思います。
近藤院長
葛西様の補足説明をしますね。
私が勤めていた治療院は、患者様に対する施術の手順が決まっており、私はその手順を守っていました。
何を変えていたのかというと、症状の聴き方と、患部への触れ方です。
相性というのは、もちろんあります。ただ、「相性が合わなかった」で片づけてしまうのは、治療する側の思考停止だと、私は考えます。
治療する側の問いかけ方や触れ方など、一つ一つの積み重ねが、「患者様との相性」を産み出していることが、往々にしてあるのです。

十二指腸潰瘍は、その後、どうなりましたか?

葛西様
おかげさまで、1年ほどで治りました。

その後も通い続けられたのでしょうか?

葛西様
はい、そうです。
身体に違和感を感じると、神楽坂の治療院に通って、施術を受けていました。
ただ、その治療院は、指名ができないのです。他の方では、「何か物足りない」と感じてしまうのですが、なかなか近藤先生の順番が回ってこないんですよ。
ですから、「先生が治療院を開院されたら、かなり遠くでも通いたい」なんて思っていました。そうしたら、程なく、先生が中野に開院されたのです。

episode 02

オープン初日から3名の紹介者が訪れる

1994年にオープンしたのは鍼灸院です。それまではマッサージを受けられていましたが、当時、どのような関わり方をしていましたか?

葛西様
実は、私は針に弱いんです。子供の頃から注射が苦手でした。ですから、それまでと同じように、身体に違和感があるたびに伺い、近藤先生から、その症状に応じてお灸や骨盤調整による治療を受けていました。
お灸のじんわりとした温かさは、鍼と違ってすんなり入ってくるんです。
また、常日頃から、知人たちには、「先生が開院されたら、遠くても通うわ」と話していたので、「葛西さんが言うのだから間違いない。」と、オープン当日に、足を運んだようです。
近藤院長
お蔭様で、オープン初日から、葛西さんがご紹介してくださった3名の方にお越しいただきました。
また、今週、葛西さんのお知り合いの方が、青森県の津軽から、泊りがけで来院してくださいます。
近くの宿にお泊りになられた翌朝に、治療を受けていただき、新幹線で帰られるのです。
葛西様
そうです。私の昔の仕事仲間たちが、今でもお世話になっているんですよ。

葛西様が近藤先生のことを周りの方に勧めるとき、何とおっしゃってますか?

葛西様
「近藤先生は天性のテクニックをお持ちで、神様がその使命を与えてこの世に送ってくださったのかも。」と周りの方々に言っています。
私たちの年代にとって、健康は最大の関心事ですから、行ってみたいと思うようですね。

どのようなとき、近藤先生が天性のテクニックを持っていると思われますか?

葛西様
治療院へ入ったとたん、リラックスできるんです。そういった雰囲気を瞬時に作ることができるのは、天性のテクニックだと思いますね。それから、私が睡眠不足で治療院へ入ったときなどは、近藤先生が「葛西さん、ゆうべお休みになれましたか。」とおっしゃるんです。
「どうして、どこも触っていないのにわかるの」と驚きつつ、「やはり職人なんだわ」と思います。
近藤院長
私は、患者様の全体をパッと見た瞬間に感じることを大切にしています。
患者様をじっと凝視してしまうと、だんだんと情報量が減ってしまい、本来、得られるはずの情報を得られなくなってしまうのです。

episode 03

帯状疱疹を患うも半年間の通院で完治

何か今までに、大きなお怪我やご病気はありましたか?

葛西様
2000年の正月に、帯状疱疹(たいじょうほうしん)(※1)にかかりました。いわゆるヘルペスです。
原因は疲労とストレス。じゅくじゅくした湿疹ができて、とても痛いんですよ。
私はペインクリニック(※2)に通い、神経ブロックという治療を2回受けたのですが、一向に良くなる気配はありませんでした。
「このままお医者様に通うだけでは、精神的に参ってしまう。」と思い、半年ほどの間、通常よりも多く、近藤先生の治療を受けました。
先生には、患部の状態に応じた適切な処置をしていただき、薄皮を一枚一枚はがすように、徐々に良くなりました。
今は完治しています。

(※1)帯状疱疹(たいじょうほうしん)・・・体のラインに沿ってベルト状に現れる発疹(赤いボツボツ)や水ぶくれ。

(※2)ペインクリニック・・・神経ブロック(麻酔を用いた治療法の一種)による治療を中心に行う医療機関。

episode 04

現在の近藤鍼灸院との付き合い方

現在は、どのようなときに通っていますか。

葛西様
開院当時と同じく、身体に違和感が生じたときです。行くべきときは、身体が教えてくれます。
でも実は、身体に違和感が生じても、すぐに治療院に行かず、2日くらい様子を見ることがあるんですよ。そうすると、違和感が消えることもあります。
これは、普段、近藤先生に調整していただいていることで、「違和感を治そう、元に戻そう」という、身体の力が働くようになっているのではないかと思っています。
先生、この考えはいかがでしょうか?
近藤院長
それは、身体の修復力が働いているのです。
この修復力が働くかどうかの目安は、人それぞれ違います。
葛西さんには、来院前にどのようなことをして来られたのか、今後どのようなことをされる予定なのかを伺い、その上で、できるだけ良好な状態を長く維持していただくための治療をしています。
葛西様
それで先生は、治療後に必ず、「はい、今日はここまで」とおっしゃる仰るんですね。
今の言葉で、なぜそうおっしゃっているのか、理解できました。

葛西様にとって、近藤先生はどのような存在ですか。

葛西様
私にとって、先生は、”何かあったら診てもらう”町医者のようなものです。
ですから、これまで接骨院に行ったことがありませんし、ここ何年かは、お医者様にも行っていないんですよ。
風邪をひいても、薬は飲まず、しょうが湯を飲んで身体を温めるなど、自分でできることをした後、先生のところに伺っています。
近藤院長
当院では、医師の診察や投薬が必要と判断した場合、患者様に、信頼できる医療機関を紹介しています。
葛西さんとは、「重篤な内臓疾患ではないかと考えられるような”医者に行くべき状況”になったらお伝えします。」と約束をしています。
それは、葛西さんが、何かあった時に、「こうするとこうなる」という治るまでの経過を、一つ一つ辿っていける方だからです。
そういう方に対しては、私も責任を持って、その歩みを見守ることをお約束しています。

episode 05

今後の治療への期待

近藤先生へのメッセージをお聞かせください。

葛西様
この年齢になりますと、毎日、何事もなく過ごせることが、何よりの幸せです。
老化は止めることができませんからね。そんな私の身体を、良きにつけ悪しきにつけ、先生は理解してくださっています。
ですから、「何かあったら行こう」、「近藤先生にお任せすれば何とかなる」と思っています。
この信頼と安心が、治療効果を高めているのかもしれません。今後とも、末永くよろしくお願いします。
葛西様、お忙しい中ありがとうございました。


取材日時:2012年9月(文中の組織・数値に関するものは全て取材時時点です)

取材制作:ソーシャルメディアデザイン