診療日誌– category –
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診療日誌
本治法と標治法
鍼灸治療には、十人十派と言われるくらいにさまざまな方法があります。 鍼灸学校の時代には、脈診によって”証”をたてて全身治療を行う本治法が基本と教わってきましたが、 実際にはそれで治療している方はごくわずか、、私が標治法を選ぶ理由をお伝えしま... -
診療日誌
仙腸関節と画像診断
腰痛で整形外科を受診すると、レントゲンをはじめとしてMRIなどの画像診断により、 原因を特定していくケースが多く、一つのスタンダードになっています。 つまり診断の主役は画像、ということになります。外科的手術の必要性があるかどうかの 鑑別に主眼... -
診療日誌
〜スポーツと鍼灸〜①
私自身、アメリカンフットボールをやっていた大学時代に極度の腰痛になり、 その患者としての経験から治療への道に踏み出した人間です。 入院中は毎晩明日は少しは良くなるだろうか?と淡い期待を持ちながら眠りにつく毎日、、、 それが気がつけば、66日間... -
診療日誌
私が大切にしていること
30年以上治療に携わる中で、私が大切に思うこと。もちろん、より効果的な治療に向けて研鑽を積むことは最優先されるべきだと考えています。しかしながら、治療を受けていただける時間は限られており、健康でいただくためには日常生活、つまりは”習慣”が大... -
診療日誌
私の治療を一言で
鍼灸治療というと、画像検索をしても背中や顔に針がたくさん 刺さっている写真を想像する方も多いかと思います。 専門的に”置針”といいます。 実は私はそういう方法をとりません(笑) 鍼治療は患部に小さな”キズ”をつけることで、修復させる反応を起こさせ... -
診療日誌
患者としての経験を忘れずに
私の治療の根本には自身の患者体験があることは、さまざまな場面で自覚させられます。 初めてお会いして問診する時、実際に治療、鍼をする時、その瞬間、その瞬間を自身の患者体験が作っているとも考えられます。 しかしながら、”痛みは伝達不能”と言われ...
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